どうも申し訳ございません - ケンジ先生 URL
2016/06/06 (Mon) 14:30:16
「どうもぉ~」といえば、元巨人軍の長嶋茂雄さんを連想する人が多いだろうが、この「どうも」、もともとは「まったく、まことに」という意味の副詞だ。本来は、単独で挨拶後に使えるような言葉ではない。
それが、最近は「どうも」だけで、挨拶をすませる人が増えている。謝るときでさえ、「どうも」と言って頭をペコリと下げる人がいる。親しい間柄なら、それでいいかもしれないが、目上の人に対する場合や、あらたまった場所などで、「どうも」ですませては、かなり失礼なことになる。
その後に言葉を続けて、「どうも申し訳ございません」「どうもすみません」と言ったとしても、微妙に失礼な日本語となる。きちんと謝りたいときは、「誠に申し訳ございません」といって頭を下げるのが正しい。