ご苦労様 と お疲れ様 - ケンジ先生 URL
2016/08/08 (Mon) 00:04:33
オフィスでは、一日の仕事が終わると、「ご苦労さま」「お疲れさま」という言葉が交わされる。
ふだんは何気なく使っている言葉だが、この「ご苦労さま」と「お疲れさま」の違いをしっかりと知っておく必要がある。
まず、「ご苦労さま」は目上の者が目下の者に「苦労をかけた」とねぎらう言葉。だから目上の人に向かって「ご苦労さま」と声をかけるのは失礼になるのだ。
一方、「お疲れさま」は、「さぞかしお疲れでしょう」という"いたわり"の気持ちを含んでいる。だから目上の人には「お疲れさまでした」と言うのが正しい日本語となる。
この使い分け、もともとは歌舞伎の世界で、後輩が先輩に対して「お疲れさま」といい、先輩が「ご苦労さま」と返事をしていた習慣が一般にも広がったものだという。